松本事務所所属

労働関係は、高度に資本主義の発達した現代社会において、最も身近な法律関係と言えるのではないでしょうか。誰しも学校を終えると就職されますが、ほとんどの方の場合、それは勤務先との間で労働契約を締結することであり、「労働者」という法的地位に立つことにほかなりません。中にはフリーで事業を営んだり起業をしたりされる方もいるでしょうが、その場合でも誰かを雇うとなるとそこには新たに労働関係が発生し、「使用者」という法的地位に立つことになるのです。

現代において、一生のうちで一度も労働関係に入ることなく過ごされる方は極めてまれであると言ってよいでしょう。

このような労働関係にまつわる紛争は実に多種多様です。残業代、ハラスメント、不当解雇、労働災害などは誰しもが直面しうる問題です。私も過去に代理人として未払賃金請求事件や退職時の競業避止義務違反に関する事件のお手伝いをしたことがあります。また、弁護士会の活動の一環として、信州大学にてハラスメント予防に関するセミナーの講師を担当させていただきました。

長野県、特に中・南信地方は県内でも有数の産業の集積地域です。企業の数が多ければ、それだけ紛争の発生する機会も増すと言えます。労働者か使用者かの立場を問わず、お困りの際は是非お気軽にご相談ください。